雪のちらつく一日です。風もあるので外に出ると余計に寒いです。知り合いの娘さんの出産予定日にR子さんが電話をいれると「お天気が悪いから今日じゃないよ」との返事。今日は青空が見えているからいいのかなと思うと「風が強いけん出てこんよ」と言われそうです。こんなに寒いなか新居浜のNさんがひょっこり見えられました。店主は暇でもあったので二人で愛媛民藝館へ。「雛人形と天神様飾り」を開催中です。
何時だったか高知へ行く途中、大豊に立ち寄ることがありました。そこで目にしたのが「碁石茶」です。茶葉を押し付けて醗酵させたあと小さな四辺形に切って乾燥した黒いお茶でした。だた珍しいだけで買って帰りました。その後、「石鎚茶」なるものを飲むことがあり「碁石茶」と似ているなぁと思いました。二つとも似ているはずで日本では数少ない後発酵茶の仲間でした。
今日の午後「食の創造館」で「黒茶を飲もう会」がありました。ほんとうに「まぼろし」だったのでウチノカミサンの是非ともの取材です。酸味がありますが甘みもあり以前頂いたときより美味しいと感じました。「天狗黒茶」を製造されている「さつき会」の野村さんの楽しいエピソードも聞くことが出来ました。熱い黒茶もいいですが夏に冷やして飲むのが野村さんのお勧めです。「石鎚黒茶」をほそぼそと作られていた曽我部さんに教えを請い「天狗黒茶」とされたようです。19日(日)フジグラン西条での「ふるさとマルシェ」にも出品されるそうです。1袋700円
「経済活動の実態を明らかにするために「経済の国勢調査」と位置づけて全国すべての企業・事業所が対象になっている調査」と言った主旨が「経済センサス・活動調査」のHPに載っています。平成24年2月1日現在で実施なのですが平成23年度の申告書が出来上がっていません。「国勢調査」のように正確さを求めるならそれぞれの事業所で決算時期も異なるしどうするのでしょうか?コールセンターは何時も繋がりません。
Yさんからご注文頂いていた児玉さんのお盆が届きました。盛器にも使えますね。児玉さんのアトリエがある久万高原町は今年は雪も寒さも少ないようですが平地より格段に寒くストーブに灯油が欠かせません。地上にも経済にも暖かい春が来て欲しい!
2000年5月に発行された「池畔の柳影」のなかに「阿波の西條村」の項があります。「池畔の柳影」は江戸時代末期の伊予西條藩のある武士の雑多な見聞談である「西條箚記稿」(さいじょうさっきこう)の古文書を現代文に書き換えたものです。この本の出版に少なからず係わっていたので現在の「阿波の西條村」に出かけて行ったことがあります。徳島県阿波市吉野町西条です。地名を記す板に「ここは吉野町西条」を見つけてにっこりして帰ってきました。今日のこと、電話を取るとその阿波市吉野町西条の方からでした。その方T氏のお話によると、この「西条」という地名の由来が分からず、ずっと調べていると「池畔の柳影」にたどり着いたそうです。百姓たちが逃散(農民が領主に反抗する手段として土地を捨てて領主のもとから逃げ去ること)してきた伊予西條藩では言い伝え、逃散された阿波国では記録に留めなかったのかもしれませんね。それにしてもT氏はよく調べられましたねぇ~ 今に残る地名は易々と替えてはなりません。地名が歴史です。