西条高校 道前会総会

「十河信二伝」目次「のぶじ」とある
新居浜市のN氏が珍しい本を所蔵されていました。「十河信二伝」です。昭和30年初版で、十河先生が国鉄総裁就任後に出版されています。大先輩の十河信二先生の評伝は様々な形で出ていますが国鉄総裁在任中に出版されたこの本は珍しいですね。中島幸三郎著 交通協同出版社の発行となっています。因みに本文中の「小学校の三年だった信二は、…」という件の「信二」には「のぶじ」のルビが打てありました。幼少のころは「のぶじさん」と呼ばれていたのかもしれませんね。
新しい「十河信二伝」「東京道前会」も
西条高校の同窓会を「道前会」といいます。今日はその総会がある日です。地元に居ると出て行く意義もとくに無くまともに参加したのは今回が初めてです。この秋に74回卒業の漫画家つだ ゆみ氏による「十河信二伝」が出版されました。総会にはつだ ゆみ氏の講演会もあります。
十河信二先生と共に新幹線実現に邁進された島 秀雄氏は後に宇宙開発事業団の初代理事長に就任されています。
有法子
もう一つエピソードを!在学中に総裁を退任された十河信二先生が西条高校に講演に見えられ「有法子ユーファーズ」の話しをされました。これはもうダメだ、とか諦めるのに遣われる「没法子メイファーズ」の言葉がよく知られているけど「有法子」の言葉を覚えておきなさい。何とか成る、諦めるのはまだ早い、頑張ろうということです、と。地声の大きさは「カミナリ」のようだったという十河信二先生は慈悲深い優しいお声でした。年賦から80歳になられた頃とおもわれます。「有法子」は今も西条高校校長室に扁額で掛けられているはずです。