名残のさくら

花の絨毯毛氈に花びらかっこいい仮床川島猛「艶」朱に映えて!「末富」さんの「うすへに」などご主人自らお手前名残のさくらあっと言う間のひととき

桜があるうちにお薄を一服差し上げたいのですがとお誘いを受けました。今朝は雨の予報で心配していたのですがはらはら桜を散らす風だけでした。花びらの絨毯を登って行きます。駐車場の奥に置かれた縁台に手前座をしつらえて、庭石のように敷かれた石をテーブルや椅子のように使っています。傍らの木に立てかけられた短冊掛けは児玉さんのもの。川島猛先生の作品「艶」もしっとり納まっていました。時折り風が出て桜吹雪になり私どもの周りに花びらが降るように落ちてきて一瞬時空が止まったようでした。                                                      昨日、ギャラリーを閉めて自宅までの短い時間カーラジオから流れてきたニュースに感動しました!ドナルド・キーン氏が「大好きな日本に誠意をみせるため今月末にコロンビア大学を退任し日本に永住することにしました。自国民に帰国を促している国が多いですが私は日本と言う賢い女性と結婚するために日本で永住することを決めました!」キーン氏は88歳です。世界の知性のお一人が今回の大災害に寄せてこのような決断をされたのです。日本は必ずや復興、再生します。その過程は膨大なページ数の「聖書」となって後世の人類に引き渡すことになるのでしょう。たとえ100年の時がかかっても!

見てるだけでも楽しい!

なお明日17日は臨時休業します。ミウラート・ヴィレッジでの「洋画家三人展 ~愛媛からパリへ~」の開展式に出席します。