バルチュス展へ 日帰り京都行き

朝日
日の出よりすこし遅れて出発!坂出からJRに乗りました。
京都市美地中海の猫バルテュス
京都市美術館の9時の開館にあわせて入ります。入り口にはパリのレストランに掛けられていた「地中海の猫」のレプリカがあり記念写真が撮れます。
最初の部屋にはロシニエールのアトリエが再現されていて最後の部屋は写真でのバルテュスのプロフィールという構成です。「芸術家と言われるのが大嫌い、絵筆と絵の具を遣う職人です」のコメントもありました。
ハトも木陰に大鳥居
京都は35度の予報がでていて美術館を出るとすでに暑くなっていました。大鳥居の左下に偶然写っている京都市バス5番で京都駅へ。
坂田源平さん
蔵丘洞画廊さんでは「坂田源平展」開催中です。市バスで近くを通ったのですが今回は失礼します。
八坂神社のお旅所サンダーバード
四条通りにあった祇園祭八坂神社お旅所や特急サンダーバードも見掛けました。
トンネルを抜けてウバユリ蝶の羽を運ぶアリ
JR山崎駅で下りアサヒビール大山崎山荘美術館へ。「野口哲哉展ー野口哲哉の武者分類図鑑」です。数年前のアートフェアで気になっていた作家さんです。
入り口前庭
何時もながら山荘そのものですね。
石柱ウサギが観える
合戦場所男山
山荘のテラスからは中庭の向うに京都、右手に生駒山が見えます。歴史上重要な地点だったのですね。

新大阪へ出て5時過ぎには帰ってきました。今夜の巨人戦には敗れたけれど心地よい疲れでした。ウチノカミサンも元気になって今夜からビールを飲んでいます。

バルテュスの年賦を見ますと1984年6月17日から7月22日に京都市美で日本では初めてになる回顧展が開催されています。ギャラリーかわにしが開廊したのも1984年でした。日本では自然光で観ることが出来る京都市美術館一館での展覧会であり、しかもピカソも絶賛したと美術雑誌にも紹介されました。そんな世界レベルの作家の絵を観ておこうと店主は出かけたのでした。深い感銘を受けました。田舎に居るからこそ良い展覧会は観ておこうと思ったのもこの時です。子どもたちも小学生だったし画廊を始めたものの家族に対する責任が取れるのかも判らない不安な気持ちのあった時期でした。1984年の京都展で存命だったバルテュスも2001年に死去。時間は確実に過ぎてゆき子ども達は手元から離れ老夫婦になった店主たちです。