ベンガラの壁面ここもベンガラ腹が減ってはイクサは出来ぬ

川島猛先生との「いもたき」から始まりました。
是非川島ハウスへとのお誘いから「石彫トリエンナーレ」での川島先生公開制作見学、風雅スタッフはまだ訪れていない「イサム・ノグチ庭園美術館」へもといっていたら「MAYUMIYA」の森田さんから讃州井筒屋敷での催しの案内が届き急遽予定変更で出かけました。
先ずは腹が減っては動かない風雅スタッフにあわせて「かめびしうどん」へ。暖簾の掛かった入り口から入ると「醤(ひしお)」の香りが漂いもろみを絞る布を干しています。「もろみうどん」は汁が飛び散ることを想定してこのようにエプロンをつけた方がいいようです。


いざ!中庭のいい空間です屋敷に上がると

フィールドミュージアムSA・NU・KIは、「作り手」と「使い手」の交流につなげることを目的に開催するものです。と案内にあり香川県東かがわ市引田の讃州井筒屋敷で17日、18日の二日間の開催です。
井筒屋敷はかめびし屋のすぐ隣に位置し屋内と、また中庭にはテントを張り24人の作り手の方が集まっていて駐車場はずっと満車でした。


手袋ツリー様々な手袋

川島猛先生の石彫制作現場見学の約束の時間を気に掛けながら井筒屋さんを出て駐車場への途中にあった「手袋ギャラリー」へ思わず入りました。手袋ツリーやゆらゆら揺れる手袋空間です。引田は日本一の手袋産地ですね。


通りのウィンド外からギャラリー内店内

京都市御池通りの京都市役所前にある「蔵丘洞画廊」さんの夜の風景、夜でもやっぱりかっこいいです!


駐車場入り口庭の佇まい

以前から行かなければならないと思っていた美術館です。すぐ近くに行くことがあっても覗けないでいましたが志野茶碗の名碗「朝日影」を見ることが出来、今日は堪能しました。
駐車場は近くの神社の鳥居の前にあります。小道を抜けて門へ、グラビアで見ていた憧れの景色がありました。
2009年秋は「茶の湯 名碗のいろいろ」唐物、高麗、和物を一堂に12月23日まで無休で開催中です。


夜のダンジリ提灯が揺れます華麗です

加茂川の川入りから帰ってきたダンジリがJR駅前で練っていました。


図録枝先の紅葉

奥深い「MIHO MUSEUM]」は紅葉が始まっていました。

エントランストンネルを抜けると美術館会場のフロア

昨年発見され話題になった若冲筆「象鯨図屏風」を中心に展覧されています。六曲一双になる象と鯨の対比は大胆奇抜で圧倒されました!既に図版でいろんな場面で紹介されましたが屏風の形態で見ると違います!


立派な門階段を上がると入り口正面が会場

国宝の志野茶碗「卯花墻」が展覧されています。東京の三井記念美術館所蔵ですが長次郎作、黒楽茶碗銘「俊寛」や大井戸茶碗など他の名品も見られます。「卯花墻」は四方がガラスのケースに展示されていますので嬉しかったです。ただ店主夫妻はかなり上背で損をしてるなあと思いました。どんなに背伸びをしてもぴょんと飛び上がっても茶碗の見込みが見えないのです。茶碗の展示でよく出会う光景ですが…11月15日まで。是非とも一見して欲しいです。


今年も咲きました!

久し振りに見えられたAさんと談話中、画廊の外から店の中を伺うようにしている女性二人がいます。どうぞお入りくださいとドアを開けると同級生の面影があり、あとはやぁやぁと店の中へ、Aさんとも以前面識があったようでひとしきり懐かしい話題です。何年ぶりになるのでしょうか、女性一人は店主の実家の近所出身で広島在住、もう一方は家族でニュージャージーにいます。この彼女、安倍安人さんが初めてニューヨークへ行かれたとき共通の知人を介して会ったことがあり話題のなかで店主の名前が出てきて彼女と安倍安人さんが驚いたエピソードがあるのです。ニューヨークから帰ってこられた安倍安人さんが彼女からTEL番号を託されていたのでした。
同級生が有り難いのは直ぐに厚顔のいや紅顔の美少年と美少女に戻れることですねぇ。

明日は定休日、15日16日は西条祭りで高校も休みなのでギャラリーかわにしも休み、17日は高松の「石彫トリエンナーレ」公開制作中の川島猛先生を表敬訪問のため臨時休廊となります。


こんなバッタ稲刈り

朝、ギャラリーへ入っていくと店主の靴跡が付いています。えっ~ぇ、立ち寄ってきた処の土がギャラリー内で落ちていました。自分のことは自分でするようにいつもウチノカミサンに言われているので塵取りと箒で落ちた土の始末をしました。入り口付近に落ちていた小さな藁の一欠けも掃き入れました。ギャラリー内、事務室にまで土が落ちています。履き入れながら塵取りを見ると先ほど確かに掃き入れた藁がありません。あれぇ~ギャラリー内に落ちていました。また掃き入れますが箒の勢いがいいのか塵取りからポンと飛び出します。また掃き入れます。またポンと飛び出します。その時やっと判りました。褐色のバッタでした。
ギャラリーかわにしの今朝のエピソードです。

昨日に続いてからりと晴れ渡った青空の下では稲刈りがすすんでいます。