風が思いのほか強いですが、目に入る山々の緑がきれいです。今日も懐かしい方たちがお見えになりました。
日浅和美さんのお知り合いから届いた花のなかにこんな菊がありました。ボンボンダリアのようなボンボン菊です。
月に一度の野暮用予約が午後になっていたのでゆっくり家をでました。帰途、高速路を降りたところで法安寺の千本牡丹の看板が目に入り久し振りに寄ってきました。長閑な鄙の風景のなかに残雪の石鎚、瓶ヶ森、笹ヶ峰の三山が望めます。
青空が拡がって気持ちがいい日なので「ギャラリーかわにしの桜」に会いに行きました。西条市の山間部にある丸山に西条ロータリークラブさんのお声掛りで桜の公園を作るべく桜の植林をしたのです。若木は艶やかな葉を付け羽化したばかりの黄蝶が羽根を休めていました。全山桜色になる日を店主は観ることが出来ないかもしれませんが何だかほんわか嬉しいです。
明日から「日浅和美展」が始まります。お気軽にご来廊ください。
桜があるうちにお薄を一服差し上げたいのですがとお誘いを受けました。今朝は雨の予報で心配していたのですがはらはら桜を散らす風だけでした。花びらの絨毯を登って行きます。駐車場の奥に置かれた縁台に手前座をしつらえて、庭石のように敷かれた石をテーブルや椅子のように使っています。傍らの木に立てかけられた短冊掛けは児玉さんのもの。川島猛先生の作品「艶」もしっとり納まっていました。時折り風が出て桜吹雪になり私どもの周りに花びらが降るように落ちてきて一瞬時空が止まったようでした。 昨日、ギャラリーを閉めて自宅までの短い時間カーラジオから流れてきたニュースに感動しました!ドナルド・キーン氏が「大好きな日本に誠意をみせるため今月末にコロンビア大学を退任し日本に永住することにしました。自国民に帰国を促している国が多いですが私は日本と言う賢い女性と結婚するために日本で永住することを決めました!」キーン氏は88歳です。世界の知性のお一人が今回の大災害に寄せてこのような決断をされたのです。日本は必ずや復興、再生します。その過程は膨大なページ数の「聖書」となって後世の人類に引き渡すことになるのでしょう。たとえ100年の時がかかっても!
なお明日17日は臨時休業します。ミウラート・ヴィレッジでの「洋画家三人展 ~愛媛からパリへ~」の開展式に出席します。