きのう児玉さんたちは西条市喜多台の秋川さんの桜草を鑑賞してギャラリーかわにしへ来られました。数年前に児玉さんから紹介されて桜草のこの季節にお伺いしたことがあります。秋川さんは桜草の公開は今年かぎりで県外の施設に譲り渡されることになりました。江戸時代から続く品種を大切に育ててこられましたが手入れがなかなか大変で体力との加減を考えて今回の決断をされたようです。

桜草の鉢を並べた棚が座って見えるように廊下を開け放しています。黒い水盤に桜草の花びらを浮かべていました。こうして見ると大きさ、花の形、色がよく分かりますね。















何だか日本酒や焼酎の名前のようなのもありますがそれぞれ由来があるようです。これだけの種類の桜草を一堂に観えなくなるのは残念ですね。お名残惜しく辞しました。





旧沙弥小・中学校の前はナカンダ浜が広がっていて大きな榎に若葉と小さな花が出ていました。「八人九脚」と名づけられた椅子に座って瀬戸大橋を眺められます。


と、島影から電車のように長~いタンカーが出てきて瀬戸大橋を潜って去りました。



沙弥島(シャミジマ)は1967年に埋め立てられて四国本土と地続きになりました。もとは「万葉の島」として知られた小島であったそうです。万葉の歌人、柿本人麻呂の碑もあり脚を伸ばしました。碑の側面に柿本人麻呂を称えた記を書いているのは坂出市出身の小説家中河与一氏です。店主の高校時代、美術教師であった中河忠夫先生の兄上にあたります。ばったり知り合いに会ったような気持ちですね。ちなみに中河忠夫先生に薫陶を受けたのは日浅和美さんや眞鍋芳生さんです。

沙弥島にはそれぞれの木の前にこのような名札に万葉歌を入れて解説しています。


ウバメガシの山道を通って城山や古墳を巡ることも出来ます。途中、人懐っこいワンちゃんがいました。

今回の瀬戸内国際芸術祭は春・夏・秋の期間で開催されていて春の期間は4月21日までとなっています。その上エリアによってはワンシーズンのみという場所もあります。沙弥島は「春」のみです。
香川県立東山魁夷せとうち美術館のパーキングに駐車して歩きます。



東山魁夷美術館を右手に観て歩くと前方左手に見えてきました。「ターニャ・プレミンガー」の丘です。店主も頂上目指し登りました。


地図通り進むと直ぐに西側の海岸にでます。ウチノカミサンがお目当てにしていた浜の家カフェの島スープも沙弥べんとうも売り切れていました。






廃校になった学校の廊下や教室に展示されています。海岸に打ち上げられた発泡スチロールを廊下の天井から吊るしていますが窓ガラスに張られた色で異空間に居るようです。下段3枚目、右手に描かれた瀬戸大橋の左の延長線上に実際の瀬戸大橋が見えるようになっていました。曇り空で画像では分かり難いですが… 黒板をスクリーンにした映像インスタレーションもありました。


校庭には水玉模様のこいのぼりが掲げられていました。その下の椅子に座ると足が宙ぶらりんです~ 今日はこのくらいにして続きはあす載せますね。
























