瀬戸内国際芸術祭 大島へ

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「瀬戸芸2016」やっと出かけます。今日は豊島へと早起きして切符売り場に並ぶと連休明けで豊島はお休みとのこと。えぇー!急遽大島へと切り替えました。
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前回とちょっと勝手が違いこんなチャーター便です。
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漁船のチャーター便は船足が速く沖合いに停泊中のにっぽん丸を掠めるように走り大島港に着きました。
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「カフェ・シヨル」は土・日のみの営業です。
皆さんと別れて「風の舞」へ。この島を出る事無く生を終えた魂が風に乗って解き放たれることを願いこのモニュメントは創られました。
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「風の舞」から途中の細い道を下っていくと案内板が出てきます。
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いよいよ田島征三さんの「青空水族館」です。
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時折、人魚の涙のようにビー玉が落ちてポトンと音を出します。
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6枚目、紐をひっぱると「どうして私を捨てたのよぉ~」と声がします。紐でひっぱったかたまりは海の漂流物で出来ています。
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大島会館にある田島征三氏の大きな絵は2010瀬戸芸で大島で行われたコンサート「音が絵になり絵が音になり」小室等さんたちの音楽とともに描き上げられた作品です。
10月29日(土)には「大島あおぞら市」が開催されます。
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今回登場された山川冬樹氏。「歩みきたりて道男のブレインルーム」
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入口のスロープは車椅子の方を慮って山川氏が備えられたようです。
「コノ線ヨリ許可ナク入ルベカラズ」
「コノ線ヨリ絶対ニ出ルベカラズ」

2009年85歳で大島青松園で亡くなられた政石道男(蒙)氏を顕彰しています。松野町で生まれモンゴルで抑留され大島で生を閉じた政石が眺めたであろう3箇所の風景に山川氏が登場しパノラマスクリーンで映し出しています。モンゴルの伝統唱法「ホーメイ」の歌い手でもある山川氏の歌も流れてきます。
 
    隔離の枠解かれ癒ゆるも尚枠の名残のなかに生きゐる我ら    政石 蒙

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そして「解剖台」今回はカメラを向けることが出来ました。2013年、圧倒されて撮ることが出来なかったのです。あの時は海から引揚げられたばかりで話題の真ん中にありましたが今は懐かしい島で余生をおくっている風情です。時間がすこしづつ形を変えていくのだと知りました。
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納骨堂の屋根が観えて大島のスタッフの方たちが何時までも手を振って見送ってくれました。
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陸からとは違った形で観える屋島です。
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大島行きはもうすこし後に予定していましたが今日訪れることになっていたようです。