雨の予感の石鎚山。
途中、3時間あまり出ることがありましたがずっとギャラリーに居ました。
良さんや旧知の友人から電話があったりゆっくり話ができる方がみえられたりで一日が終わりそうです。
風が強く木々の小枝が大きくしなっています。
親しくさせていただいた安井収蔵氏の訃報を聴きました。評論家の幕引きをご自身でなさり最期に出された出版物にはこれで自由人になると宣言されました。そのあと入院治療をされているものと思っていましたが、寂しいです。何年か前におねだりして分けていただいた帽子、ボルサリーノです。安井収蔵氏は帽子が大好きで沢山持っておられました。あんちゃん!元気かい?と声をかけてくれました。北海道、山形、東京、松山、西条と愉しかったです。
また、そんなにご縁はなかったのですが個性的な画廊主も亡くなられたそうです。作家さんから聞き及びました。多くの作家さんに慕われていたから作家さんたちが寂しいでしょうね。栗焼酎をいただいたことがあります。お酒がお好きでした。
お二人とも店主より年上ですが何だかがっかりしています。
店主ゴゾゴゾ。
久ぶりにミセビラカシヤのKさんが来られました。今回のミセビラカシは絵画ではなく小さな彫刻です。
一晩中降ったあとの山際。
昨日見えられた冨井正憲先生からいただきました。「今 和次郎のフィールドノート」ソウル歴史博物館の発刊です。昨日見えられたお三方も執筆されています。
安藤義茂作品の調査も「海外資料調査ー日本地域非文字資料」になります。
「今 和次郎」初めて聴く名前です。図録なので解説は韓国語、日本語、英語で書かれています。今 和次郎は1922年から通訳を付け一人で朝鮮部落調査を上流、中流、下流の各階層の家を調べています。図録によると「戦時企業に依頼されての植民地を対象にした調査報告であるが研究者の真摯なまなざしで作成されている。韓国の民家研究において一つのバロメーターを提供したという点に学史的意義がある。」とありました。
一緒にいただいた人参茶、ちょうど来廊された矢原繁長さんと宇野貴美恵さんたちと賞味しました。
「この世界の片隅に」の上映会です。8月5日(土)西条市総合文化会館大ホールで午前10:30、午後14:00、夜は19:00となっています。大人¥800、ギャラリーかわにしでチケット扱っています。
朝はこんなに観えていても午後おそくには雨の予報です。
安倍安人さんから遅れていた荷物が届きました。
「日韓近代美術家のまなざしー朝鮮ーで描く」の図録に一文を寄せられた漢陽大学建築学部客員教授の冨井正憲先生ご一行が来廊されました。安藤義茂の調査です。
冨井先生からは連休前にソウルより連絡をいただいていました。昨日は北条の「ふるさと館」の安藤義茂の調査へ。今日は松山から伊東豊雄美術館経由でギャラリーかわにしへ。精力的に廻られています。
2枚目の手前机上にあるお菓子は亀生堂さんの「ゆべし」。実はこれをお出ししようと買いに出ようと思っていたら午前中に見えられたIさんが持って来てくださったのです。えぇ!以心伝心のような具合。
「ソウル歴史博物館」の依頼書。 冨井正憲教授、金龍河博士、金閨美博士のお三方が「ソウル歴史博物館」の委託で調査に来られました。金龍河博士は京都大学に留学経験があり安藤義茂の終焉の地が京都だったので土地勘がおありでした。
冨井正憲教授は建築学部なので大洲市の明治の名建築臥龍山荘や高知のサワダマンションを廻られるそうです。
和やかにすすみ記念写真を撮って終わります。
皆さんを見送るときは雨になっていました。後の片付けをしながら永く画廊をやっていて良かったなぁ~としみじみ思います。
ミウラート・ヴィレッジで始まっています。
2016年逝去された三浦昭子夫人の御葬儀で「私の趣味は夫です!」と生前昭子夫人がおっしゃっていたエピソードを聴きました。少なからず感動しました。なるほど三浦保氏が1996年に鬼籍に入られたあとも昭子夫人はその趣味をひたすら続けてこられたのですね。
ご家族との時間の折々にあわせて誂えた着物で昭子夫人の趣向の高さを知ります。
今の時期にぴったりの単衣の色留袖。
ウチノカミサンがため息をついて観ていた上布。宮古上布、八重山上布、薩摩上布、越後上布です。生花を活けられた壺や陶板は三浦保氏の作品です。
お二人はお茶を嗜んでおられて裏千家淡交会との縁も深くウチノカミサンが若い頃は三浦保氏の書や焼き物を拝領するのが憧れでした。裏千家業躰の重籐先生を通じて青年部には快く作品を回してくださったのです。
今展は写真撮影ができます。なので店主もフェイスブック中。
2階の展示室には三浦保氏の「今週の言葉」が掲げられていました。どれもさすが企業人の言葉です。
美術館前庭には速水史朗氏の「ながれのかたち」が設置されています。すっかり馴染んでいますね。
三浦保・昭子 お二人の人生の「ながれのかたち」夢であえたら…もしお二人に夢で会う事ができたら店主たち夫婦はどんな会話ができるのか……お二人の話を聴いているだけかもしれません。
「めおと展」会期は6月4日まで。入場無料、写真撮影可能です。是非お出かけください!