青葉が目に染むころです。八十八夜の別れ霜、あるいは忘れ霜と言われていますね。これからはセーターを羽織ることもないでしょう。
昨日の強風のあと今日は黄砂です。臨時休業して出かけたのは高知県香美市の「アンパンマンミュージアム」ただただ孫のためです。この施設が出来たころ、学生だった長男は嫌々親に付き合っていましたが、十数年後は娘のために率先して来ました。それにしても子ども達のアンパンマン人気は絶大でそこかしこから歓声があがっていました。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では1年間にわたりまるごと「杉本博司展」を開催中です。第2弾になる「建築」は3月6日から始まっています。「日浅和美展」も終り開催日も残り少なくなっているので出かけました。 「アートの起源」杉本博司氏のことばは東日本大震災後の私たちだからこそ心に深く入ります。大震災がなくとも遠くに眼差しを据えている杉本氏なのです。長くなりますが一部を抜粋して載せます。
『…人類史は折々の難局を乗り越えてきた。氷河期も、大洪水も、文明時代に入ってからは疫病や、革命や、戦争も。そして人類の想像力はその度に発揮されて、一つの困難を乗り越えた暁には、より鋭利な知性が獲得されてきた。しかしこの期に及んで、人類の命運に関する報告書には尽きることの無い数字が羅列されて暗澹たる気配が漂っている。 人類の想像力はアートとして表現されてきた。今、読めない先を見るためには、振り返らなければならない時がきたのだ。人類の想像力を遡るためには人間の意識の起源を辿らなければならない、アートが今できることは、思い出すことかもしれない、人が人となったころの記憶を。』