今朝方からずっと雨です。今までの雨量を思うとまだまだ足りません。8月最後の日曜日は静かです。店主もウチノカミサンもそれぞれ作業中。
今年最後のヒオウギ、葉先が黄色くなっています。水不足ですね。ギャラリーの裏庭にあった鉢植えも枯れました。定休日の翌日に出てくるとだめになっていました。自宅のタマリュウも枯れ始めています。水遣りが十分ではなかったのですね。
ギャラリー前庭の「水を呼ぶ日女」にもやっと雨があたっています。
犬島ではアートディレクター・長谷川祐子氏と建築家・妹島和代氏による「家プロジェクト」が今回2つ加わりました。
2010年の瀬戸芸の犬島を観てなかったのでちょうど良かったです。
F邸は名和晃平氏、「犬島という場を背景に、新しい生のかたちを表現しています。」 石職人の家跡には浅井裕介氏の「太古の声を聴くように、昨日の声を聴く」。S邸では荒神明香氏が「大きさや焦点が異なる無数の円形レンズを通して周りの景色の形や大きさが歪んで映し出され、見る人に世界の多様性を促しています」
今回、加わったA邸は、S邸の荒神明香氏の作品です。多彩な色の造花の花びらを組み合わせています。
丘の上の休憩所、妹島和代氏と長谷川祐子氏の姿が見えます。C邸は犬島の地場産業であった「石切場」を「野球場」に見立てて映像のギャラリーになっていました。I邸の庭の中心には幾何学の立体作品。ここでも妹島氏と長谷川氏のお二人と出会いました。
I邸で妹島氏と長谷川氏を見かけた後のことです。軽四輪トラックの荷台にそのお二人が乗っかって会場へと行かれました。長谷川氏は多摩美術大学の特任教授をされていてゼミ旅行中の様子の学生さんたちもいました。
宝伝港から駐車場へ向かう途中にあった「寶神社」
岡山側の宝伝港からのフェリーで10分ほどで犬島に着きます。
フェリーを降りて精錬所美術館を目指します。東側に拡がる海を見ながらのプロムナードです。
美術館へ入る前にすこし早いですが昼食をとることにします。
館内の6つのスペースに柳幸典氏の作品が設置されています。
館内を少人数づつで巡ったあとは精錬所カフェに出ます。左手には精錬所の遺構があり右手は三分一博志氏の建築となっています。「天空のラピュタ」を思い出しました。
1925年に廃坑になった精錬所の遺構はそのまま犬島の風景になっていました。
良質の花崗岩の産地として約400年前から栄えてきた犬島は至るところで石が遣われています。港近くの山の上に砕石業者の守り神「山神社」が臨めます。
今日届いた「さわやこおふぃ」さんの荷物の中に「八月のブレンド」が1袋入っていました。何時も月々のブレンドコーヒーにさわやさんが一言メッセージを書かれています。「八月のブレンド」には「古里 ふるさと」のタイトルです。『コーヒーの発祥地、エチオピアイルガチェフェG-1のブレンドです。伝統的な有機栽培農法、丁寧に精選。……コーヒーのふるさとをご賞味ください。』とあります。故郷から生活の場所に帰ってきて今日から日常が始まった方が多いことでしょう。8月はふるさとを思い起こす月です。
トラが4連勝したので今朝はデイリーを買いました。デイリーの尻尾が喜んで波打っています。
半年振りにSさんが見えられました。ゆっくりお茶も飲まれご自身の現状も踏まえてギャラリーかわにしに叱咤激励をくださいました。有り難いことです。
郵便局までの途中に見かけた花。