眞鍋芳生さんが持参された大きな張子の鬼面を正面に掛けて「眞鍋芳生 鬼と雛」初日です。
CATVの取材も早く見えられて眞鍋芳生さんに取材中。TVでは明日夕方ころから観られるようです。
たまたまギャラリーの前を通りかかった方が入ってこられました。
干支の「午」や愛らしい「椿雛」
2月15日のg-boxにも載せましたが「第10回三浦保環境賞」に「NPO法人 西条自然学校」が選ばれました。その後の「夜の学校」だったのでお祝いを兼ねて昨夜、出席しました。山本貴仁さんが賞の盾を手にして報告をされました。賞金までいただいたので今夜は「苺大福」にしました、誰も来なくても続けようと始めた「夜の学校」の第1回に5人も集まってくれて今回で第113回になりますと挨拶されました。皆さん、思わず拍手です。
そして今夜の講師の小川遼さん。神戸大学大学院昆虫多様性生態学研究室に所属されていて「私の調査地、インドネシア・スラウェシ島」のお話しです。
小川遼さんは上着を脱がれインドネシアの服装になり話をすすめていかれます。スラウェシ島の所在地、言語、通貨、食べ物、の概要のあと小川遼さんが研究対象にされている「デオキノコムシ」になりました。「デオキノコムシ」の採集に山へ登るのですがその時のエピソードを楽しく話されます。サイチョウ、メガネザル、アノア、バビルサといったこ固有種の動物に会ったり、村の飼い犬が頂上まで付いてきたり、トイレの話、コブラに遭遇したり、朝、昼、晩の食事は1週間同じもの、水場がなくて雨水や川の水を飲み、一番厄介だったのはヒルとダニだったなど。何より胃腸が丈夫でないといけませんね。「デオキノコムシ」はキノコを食草にして夜、活発に動き、よく飛ぶのですが高山になると羽が無い種類もあり、島の成り立ちにも関わってきます。
スラウェシ島を含む「ウォーレシア」(ジャワ島、バリ島、ボルネオ島、ニューギニア、インドネシア中心部の島々)は多彩で独自の自然と複雑な人類史があり、スラウェシ島だけでも4つの言語があり日本の方言どころではなかったようです。
1時間はあっという間に過ぎて小川遼さんは「新たな一歩にチャレンジ」の言葉で終わりました。
西条高校では卒業して50年になるとその年の卒業式に参列することができます。今年、店主たちがそれに当たります。倉敷在住の造形作家、眞鍋芳生氏は店主の同級生でその日に併せて「眞鍋芳生ー鬼と雛ー」展を開催します。当日、式に参加する同級生にDMを送ることにしました。PCに住所が入ってないので店主が手書きしなければなりません。
慣れない宛名書きはすぐイヤになり、ウチノカミサンが県美での「洲之内徹と現代画廊」展をまだ観ていないのを思い出して出かけました。昨日、高速は通行止めだったようです。
今展は「愛媛県美術館」と「町立久万美術館」とで同時開催となり2館で使える共通チケットが出ています。このまま久万へ出かけたらいいのですが店主には宛名書きが待っています。トホホ…
久万美術館といえば2009年(平成21年)9月に開催された「帰去来兮かえりなんいざ」ー「久万」再発見 旅人のレンズ ーに出展された笹岡啓子さん(35)。戦後を代表する写真家、林忠彦の精神を受け継ぐ写真家を発掘する第23回林忠彦賞に決まったと新聞報道で知りました。開展式でお会いして鍋を一緒に突いただけのご縁ですが若い方の活躍は嬉しいです!おめでとうございます!良かったですね!